それぞれの好きを持ち込む。(大人編)

それぞれの好きを持ち込む(大人編)


 

好きな事は持ち込んだ方がいい。
私たちの園では保育をしていく中で、子どもの好きなことを保育に取り入れるのはもちろんですが、
保育者の好きなものが持ち込まれます。楽器だったり、子どもと一緒に楽しめるゲームだったりいろいろです。
 
基本的には、保育として意味があること、片付けが可能なことの2点が叶えば採用になることが多いです。
決まったことを繰り返す保育ではなく、子どもの姿を見ながら保育を作って行くための欠かせない要素だと考えています。
今までの例だと、キラキラスライムを作りたいとか、本物の竹で流しそうめん遊びをやりたいとか、遊んでいる様子をgo proで撮っておうちの方に見せたいとか。

竹を持ち込んで流しそうめん遊びをしたいと申し出てくれたMちゃん。実家から家族総出で竹を切り節をとり、ささくれを磨いて、水をくむ器まで持ってきてくれました。
やりたくない人にとっては、苦行にしかならないことかもしれませんが、「家族と楽しい時間を過ごせたし、子どもたちがとても楽しんでくれてとてもよかった」ととても楽しそうにしていました。
 
大人が子どもと一緒に楽しみたいとワクワクすることを考えた時に、それを現実に実行できると思って保育を考えるかどうかは、保育者が保育を楽しめるか、どうやって頑張る力をつけていくかに大きく関わってくると考えています。好きなことに出せる力は、普通のことの何倍にもなると思うからです。
子ども達にとっても、大人が嬉しそうに見ていてくれたり、一生懸命関わってくれる姿を見て感じることが
自分のことを好きになったり、人生を作っていくきっかけになると思っています。
 
おうちの方の好きも子どもと一緒に楽しむ
 おうちの方の好きももちろん持ち込んでいただきます。こんなことやりたいのだけどというお申し出をいただいた時に、保育参加という形で子ども達と一緒に活動をしていただきます。こんな風だったら子どもたちが喜んでくれるかな?と打合せをするお母さんの笑顔や、お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんの素敵な姿を見てうれしそうな子ども達の姿も見られます。
演奏に来ていただいたり、日本画を描いてみたり、絵本を読んでもらったり好きなことをする大人の姿を見せられることも好きなことを園に持ち込む楽しみの一つになっています。